粗品の毒舌に批判があっても炎上しない理由。粗品の現在YouTubeでの毒舌コントについて調査してみた

お笑いコンビ・霜降り明星の粗品さんは、YouTubeチャンネル「粗品 Official Channel」で展開する「1人賛否」シリーズにおいて、毒舌なコメントで注目を集めています。

しかし、その辛辣な発言にもかかわらず、大きな炎上には至っていません。

その理由を探ると、彼の巧みなトーク力とバランス感覚が浮かび上がります。

粗品さんの現在YouTube毒舌コント「1人賛否」シリーズの概要

「1人賛否」は、粗品さんが一人で話題のネットニュースについて、賛否両論の意見を交えて論じる企画です。

自身の意見ではなく、「すべてコント」と前置きした上で、有名人に対して辛辣なコメントを送ることが特徴となっています。

このシリーズは2024年2月に開始され、2025年2月13日までに48本の動画が公開され、総再生数は約4500万回に達しています。

1本あたりの平均再生数は約94万回と、他の芸人が配信する動画と比較しても高い数値を誇ります。

粗品さんの毒舌が大きな炎上を招かない背景には、いくつかの要因が考えられます。

ネタ選びの巧妙さ：「1人賛否」では、吉本芸人のオンラインカジノ問題や宮迫博之さんのキックボクシングデビュー、KAT-TUNの解散など、炎上しやすい話題を取り上げています。
しかし、これらのテーマに対しても真っ向から挑み、逃げない姿勢がファンから支持を得ています。
笑いへの昇華：炎上しそうなテーマを扱う際も、細心の注意を払い、笑いに変える努力を惜しみません。例えば、STARTO ENTERTAINMENTのグループ再編について、「推しがある日突然キテレツになった皆さま、ご愁傷さまです」と絶妙なイジりを見せ、ファンからも「この動画でやっと笑えました。ありがとう粗品」と感謝のコメントが寄せられています。
バランス感覚の良さ：粗品さんは、一方的なバッシングや中傷ではなく、対象者を落とす際には称賛するコメントも交えるなど、高いツッコミのスキルで有名人のファンも笑えるポイントを作り出しています。このバランス感覚が、視聴者からの信頼を得ている要因といえます。